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緑ヶ丘歯科の義歯治療(2)噛み合わせの面について

   

緑ヶ丘歯科の義歯(1)で触れたように、噛み合わせは義歯の維持安定に重要な要素です。

これを抜きに、長期間安定して噛めるということはあり得ません。歯があるべき位置で噛むことはとても大事なことです。

そうすれば歯に無理な力はかからないですし、噛み合わせの筋肉にも負担はかからなくなります。私は開業以来基本的な配列のルールを次のように考えています。

1 上下の歯列が調和して配列していること

大きさ 形 位置 方向などは人それぞれですが、左右の調和が大切です。

2 咀嚼 嚥下 そして姿勢 呼吸がしやすい噛み合わせであること

3 過度に硬いものではなく自然の歯と同じ硬さを持つこと

これは天然歯でも 義歯による歯でも同じことと考えています。
天然の歯は矯正をしないと移動できませんが、義歯の場合は自由に位置を決められます。

この写真は天然歯のケースです。20年ほど前、わたしが患者さんの矯正治療をお願いしたある先生におくった写真です。矯正治療中ですが、もうそろそろ終わりなのでちぇっくをしてほしい、といわれたので、左上45をもっと口蓋側に入れ込んで欲しいというお願いをしています。矯正医としては上下の歯並びは見た感じ綺麗だしこれでいいのではないかと言われましたが、見た目ではなく、歯のポジションを大事にして欲しいと思って作った写真です。

歯のポジションで一番大事なのは 上顎の65|56の口蓋側機能咬頭です。これが下顎にしっかりと噛み込むことで体の重心バランスが取りやすくなります。

7447は65|56がすり減ってきたときの抑えとして機能しますが、基本的には65|56がしっかり噛めることが重要と考えています。

もちろんその人その人によって 骨格も噛み方も 噛み癖も違いますので、一概に言えませんが、左右均等できちんと65|56で当たっている方は経過がいいのです。さらに全身との関わりで、この位置にあって欲しい、というケースがあります。それを広めていきたい。不健康で苦しんでおられる方こそ、65|56を大事にして欲しいと願っています。

不幸にして歯を失っても、義歯では自由に位置を決められるのですから、そこから10年でも20年でも持たせることができるように設計をしております。



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