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医療法人社団緑水会 緑ヶ丘歯科

11月11日　大阪でTPC（Tongue Posture Corrector）の講習会があり　参加してまいりました。すごく楽しく勉強になった1日でした。

TPCは広島の河田先生が考案された顎関節治療のなかであみだされた「口腔内装置」です。河田先生とは私が開業してしばらくした頃、もう１５年ほど前の話ですが、カルテメーカー（電子カルテ）のセミナーが御茶ノ水で開催された際、そこで初めてお目にかかりました。（実は私は記憶にありませんでした）

私はその後ずっと日々の臨床に明け暮れていましたが、１昨年から舌に関する講習会が開催されるようになり、今回河田先生が講演されると聞き大阪にでかけて勉強させていただきました。北海道から沖縄まであちこちから歯科医師　歯科衛生士が参加され、大変盛況でした。

TPCはお口の中に装置をいれて舌を上あごにひきあげようとする装置です。お口の中に小さい装置に工夫があります。あかちゃんのおしゃぶりのような小さい突起があるのです。

赤ちゃんのおしゃぶりは口の筋肉をつけたり、舌機能を成熟させます。そのおしゃぶりを成人に使用するとで、舌は自然に上顎に着くようになってくるというのが基本的なコンセプトです。

舌が上顎に着けば呼吸は自然に鼻から行うようになり、姿勢が正しくなり呼吸も整ってくると思われます。（舌を上アゴにつけるといいというのはまだ社会的認知が始まった段階で研究は少ない段階ですので断定できませんが、私自身は舌は上顎に着けておくことを強く推奨しております）河田先生のお人柄でしょうか、TPCの作成方法や適応などすべてをwebで公開されていて、私も私費義歯をつくるときにアイディアを使わさせていただいております。

高齢の方で少し認知機能が落ちている方でもちょうど良いスポットにTPCをつけると改善するケースが多いです。